モネが想像で描いた「青いスイレン」高知で開花
青紫色の花を付けたスイレン(北川村で)
高知県北川村の観光施設「北川村『モネの庭』マルモッタン」の「水の庭」エリアで、印象派の画家クロード・モネ(1840~1926年)が夢に見たとされる「青いスイレン」が今シーズン初めて開花した。
花を付けたのは、フランスの「モネの庭」から譲り受けた「ウィリアムストーン」と呼ばれる品種で、同エリアに約50株植えられている。19日、青紫色の花が2輪咲いているのが確認された。
同施設によると、モネは自身で「青いスイレン」を育てていたが、生涯見ることができず、絵画には想像で描いていたという。
7月下旬~8月中旬には、赤や白などの花を付けるスイレンも見頃を迎える。担当者は「ピーク時には、多いときで300輪の花が庭を彩ります。梅雨時も美しい花が見られますので、ぜひ足を運んでください」と話している。問い合わせは、同施設(0887・32・1233)へ。
2016年06月22日 15時52分 Copyright © The Yomiuri Shimbun