世界初の青いコチョウランを展示 ケースは二重 姫路
兵庫県姫路市手柄の市立手柄山温室植物園で、遺伝子組み換え技術を使って作られた青いコチョウランが展示されている。千葉大大学院の研究グループなどが約15年かけて遺伝子組み換えに成功した。青いコチョウランは世界で初めてという。
青い花をつけるツユクサの遺伝子をピンクの花が咲くコチョウランの細胞に導入して作られた。遺伝子組み換え植物の展示には規制があり、花粉の飛散を防ぐために、二重の透明なケースの中で展示されている。
高砂市米田町の会社員、堀内義高さん(54)は「ツユクサの青さが出ていると思った」と話した。
青いコチョウランの展示は2月1日まで。コチョウラン約50種150点を展示する「コチョウラン展」は同15日まで。金曜休み。高校生以上200円、6歳~中学生100円。問い合わせは同園(079・296・4300)へ。
2015年1月31日07時54分 朝日新聞