植物園で「青いキク」公開=遺伝子組み換えで誕生―茨城・つくば
遺伝子組み換え技術を用いて誕生した「青いキク」が14日、筑波実験植物園(茨城県つくば市)で報道陣に公開された。15~24日に初めて一般公開される。
青いキクは、農業・食品産業技術総合研究機構の花き研究所とサントリーが約7年かけて開発。自然界には青や紫といった青色系のキクは存在しないが、キ キョウ科の花カンパニュラから青色色素「デルフィニジン」を作る遺伝子を取り出し、赤色系のキクに導入することで実現した。商品化は未定。
展示される青いキクは花粉が飛んで他のキクと交雑しないよう、二重のケースで防護。花色は紫に近いが、空のような青色に近づけるためさらに研究を進めるという。
サントリーは既に青いカーネーションや青いバラの開発に成功。いずれも商品化されている。
時事通信 11月14日(金)16時54分配信