花のニュース

散歩の途中で見かけた、名前を知らない植物のメモ

新宿御苑の技、ベルサイユ宮殿に 「大作り菊」お目見え

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仏ベルサイユ宮殿に展示された「大作り」の菊。新宿御苑が誇る技だ=10月31日、イザベル・コントレーラス撮影

 1株から咲く数百輪を整然と並べてみせる「大作り菊」が10月31日、フランスのベルサイユ宮殿にお目見えした。東京・新宿御苑が受け継ぐ技が、日仏交流の一環として15日まで世界遺産を飾る。「大作り」の渡仏は1900年のパリ万博以来という。

 「大作り」は、花や葉の形がそろうよう菊を育てて一斉に咲かせ、なめらかな半球を描き出す仕立て方。宮殿内にあるルイ14世が別荘として使った「大トリアノン」に、409輪で高さ2・4メートル、幅3・6メートルをなす2鉢が並んだ。

 ベルサイユ宮殿美術館公団のカトリーヌ・ぺガール総裁は開幕式典で「人の手で美しく仕立てられた菊だ。日仏の庭師は同じ情熱を持っている」と話した。(パリ=青田秀樹)

2014年11月1日11時52分 朝日新聞