花のニュース

散歩の途中で見かけた、名前を知らない植物のメモ

世界初の青いコチョウランを展示 ケースは二重 姫路

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青いコチョウランを見る来園者ら=姫路市立手柄山温室植物園

 兵庫県姫路市手柄の市立手柄山温室植物園で、遺伝子組み換え技術を使って作られた青いコチョウランが展示されている。千葉大大学院の研究グループなどが約15年かけて遺伝子組み換えに成功した。青いコチョウランは世界で初めてという。

 青い花をつけるツユクサの遺伝子をピンクの花が咲くコチョウランの細胞に導入して作られた。遺伝子組み換え植物の展示には規制があり、花粉の飛散を防ぐために、二重の透明なケースの中で展示されている。

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植物園で「青いキク」公開=遺伝子組み換えで誕生―茨城・つくば

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 遺伝子組み換え技術を用いて誕生した「青いキク」が14日、筑波実験植物園(茨城県つくば市)で報道陣に公開された。15~24日に初めて一般公開される。
 青いキクは、農業・食品産業技術総合研究機構の花き研究所とサントリーが約7年かけて開発。自然界には青や紫といった青色系のキクは存在しないが、キ キョウ科の花カンパニュラから青色色素「デルフィニジン」を作る遺伝子を取り出し、赤色系のキクに導入することで実現した。商品化は未定。
 展示される青いキクは花粉が飛んで他のキクと交雑しないよう、二重のケースで防護。花色は紫に近いが、空のような青色に近づけるためさらに研究を進めるという。 
 サントリーは既に青いカーネーション青いバラの開発に成功。いずれも商品化されている。

時事通信 11月14日(金)16時54分配信

新宿御苑の技、ベルサイユ宮殿に 「大作り菊」お目見え

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仏ベルサイユ宮殿に展示された「大作り」の菊。新宿御苑が誇る技だ=10月31日、イザベル・コントレーラス撮影

 1株から咲く数百輪を整然と並べてみせる「大作り菊」が10月31日、フランスのベルサイユ宮殿にお目見えした。東京・新宿御苑が受け継ぐ技が、日仏交流の一環として15日まで世界遺産を飾る。「大作り」の渡仏は1900年のパリ万博以来という。

 「大作り」は、花や葉の形がそろうよう菊を育てて一斉に咲かせ、なめらかな半球を描き出す仕立て方。宮殿内にあるルイ14世が別荘として使った「大トリアノン」に、409輪で高さ2・4メートル、幅3・6メートルをなす2鉢が並んだ。

 ベルサイユ宮殿美術館公団のカトリーヌ・ぺガール総裁は開幕式典で「人の手で美しく仕立てられた菊だ。日仏の庭師は同じ情熱を持っている」と話した。(パリ=青田秀樹)

2014年11月1日11時52分 朝日新聞

シンフォリカルポス

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  Symphoricarpos albus
  スイカズラ科 シンフォリカルポス属
  北アメリカ原産
  和名:雪晃木(セッコウボク)
  英名:Snowberry(スノーベリー)
  花期7月 実9月~12月
  落葉低木

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幻の黄色いアサガオ、咲いた 遺伝子導入で成功 愛知

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今回開発された黄色いアサガオ(左)と、研究に使ったクリーム色のアサガオ基礎生物学研究所提供

 基礎生物学研究所愛知県岡崎市)は10日、遺伝子導入で黄色いアサガオを咲かせることに成功したと発表した。アサガオは鮮やかな黄色の色素を持たないため、黄色いアサガオは「幻」と言われていた。

 研究グループの星野敦助教(43)によると、アサガオの原種は青い花。なじみが深い白や紫、赤は、栽培が盛んになった江戸時代突然変異などをもとに作られた。ただ、当時の図譜には菜の花のような黄色いアサガオも描かれている。

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黄色いアサガオ基礎生物学研究所提供

 「黄色は種が取りにくいので絶えたのでは」と星野助教。花の色の現れ方の研究の一環として、黄色のアサガオの「再現」に約10年前から取り組んでいた。

2014年10月10日13時00分 朝日新聞

天然記念物の花畑、住民が再生へ 伊吹山のシモツケソウ

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シモツケソウの花。7~8月に開花する。群落は減ったが伊吹山の山頂付近の登山道そばで見られた=8月1日、坂田達郎撮影

 滋賀と岐阜県境の伊吹山で、鮮やかなピンクの花を咲かせるシモツケソウが減っている。一帯の花畑は国の天然記念物にも指定されており、地元住民らが保全活動を進めている。原因は温暖化の影響や獣の食害が指摘されるがはっきりしないという。

 シモツケソウは関東以西の山地に生えるバラ科の多年草で、7~8月に花をつける。保全活動などをする市民団体「伊吹山もりびとの会」の長束憲一さん(73)によると、伊吹山では5年ほど前から群落の減少が目立ち始め、今季咲き誇った場所も最盛期の半分ほどだったという。植生を広げているのは、道端でも見かけるイラクサ科のアカソなどという。

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